美容成分とコレステロールについてです。コレステロールの体内代謝における役割と脳内での役割について書きます

化粧品の美容成分!?コレステロールの知識
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美容成分とコレステロールについて(3)

美容成分とコレステロールについてです。
コレステロールは生体の細胞膜必須成分であると同時に、動脈硬化症の危険因子でもあります。
コレステロールを成分とするリン脂質から、細胞膜が作られます。
細胞膜の構造は「脂質二重膜」と呼ばれます。
この脂質二重膜構造は、生体膜特有のしなやかさを生み出します。
そして、コレステロールから代謝産生されるステロイドホルモン類(女性ホルモンも含まれます)は、種々の遺伝子の発現をコントロールします。
コレステロールはビタミンA、D、E、Kなど、脂溶性ビタミンの代謝にも重要な役割を果たしています。
コレステロールが7-デヒドロコレステロールに変化し、紫外線が当たることでビタミンDができます。
またコレステロールは色々なステロイドホルモンの合成にも使われます。
ステロイドホルモンとは例えば、コルチゾール、アルドステロン、プロゲステロン、エストロゲン、テストステロンなどのことです。

脳と神経系には体内のコレステロールの1/3が含まれています。
これはミエリン鞘にコレステロールが多く含まれているからです。
ミエリン鞘とは神経細胞から伸びた「軸索」と呼ばれる部分を覆っているもののことです。
ミエリン鞘には電気を通さない性質があり、これによって神経伝達が加速させられるのですが、コレステロールは、この絶縁性を保持する役割を果たしています。
ミエリン鞘は神経細胞に点在しています。
哺乳類では脳総重量の2-3%がコレステロールで占められています。
ブドウ糖はグリコーゲン、脂肪はトリグリセリドの形で貯蔵されますが、コレステロールの場合はこれらのような貯蔵形態がありません。強いて言えば、血液中のコレステロールを貯蔵分とみなすことができるかもしれません。血液の流れにのって末梢組織(いろいろな臓器のことです)にリン脂質と一緒に運ばます。
このように、体内のコレステロールの貯蔵機構はほぼないので、コレステロールを食事からとることはとても大事なことです。

しかし一方でコレステロールの過剰による高コレステロール血症も無視できません。

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